世界が変わる,世界を変える。だから,の携帯電話。
quote:ノキア社はノキア7600の日本語対応版を6月中旬に発売すると発表した。使用できるネットワークは,国内ではボータフォンとNTTドコモのFOMAが該当する。ノキアではボーダフォンのSIMカードでの動作を確認済みで,NTTドコモの広報は新しいFOMAカードで使用可能とコメントしている。
PDAっぽい携帯電話はいくつもあったが,それらはどれもPDAっぽい携帯電話でしかなかった。逆に,パームが携帯電話になってくれりゃいいのにと思っていた人は多かったと思う。そこでノキア7600ですよとなる。もちろん,PDAと云うほどなんでもできるわけぢゃない。メール,ブラウザ(でもiModeとかボーダフォン・ライブとかのサービスは利用できない),あとは音楽プレイヤーと簡単な写真・動画カメラ機能ぐらいか。とはいえなによりネットワークとの親和性がきちんと取られており,ブルートゥース・USB・赤外線とパソコンとの接続が楽。これでやっと使える携帯電話に巡り合えるような気がする。マックOS Xユーザーは,ブルートゥースでのiSincや,サーリング・クリッカーの使用もうまく行くかも(両方とも保証はないので注意)。
いまだにキャリア(携帯電話事業者)が携帯電話機を売っているというわけわかめな国の日本だけに,ノキア7600の独自販売,SIMカードを別途入手して使うという形式がとりあえずありがたい。価格はいままでの携帯電話の価格ではないが,SIMカードによる端末の交換が容易になれば,そもそもいままでの価格は成り立たない。ノキア7600の価格は,抜群の機能もあってフツーである。いまFOMAの端末を使ってるけど,似たような端末なんていらない,でもこんな特異機能を持つ携帯なら欲しいと云う人なら,SIMカード入れ替えでふたつを使い分けることもできるだろう(FOMAは,W-CDMAに完全準拠ではないので動作保証ないけど)。と,デザインだけでなく,携帯電話事情を打ち破れるのがノキア7600。だから,必要なのだ。(過去記事)
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